バドミントンラケットの選び方(初心者~中級者向け)

結論から言うと、

バドミントンラケットを初めて買う人は、
→標準的なラケットを買うといいです。↓

 

 

すでにラケットを持っていて、買い替えたい人は、
→変更点を1つに絞って慎重に次のラケットを選びましょう。

 

という話をしていきます。

 

ランキング1位なんてない

突然ですが、買いたいものがあって比較する場合、例えばスマホなら「価格」とか「カメラ性能」とか「画面の大きさ」とか、いくつかの要素がありますよね。

 

それと同じで、バドミントンラケットもいくつかの要素から成り立っています。
その要素とは、

  • 重さ
  • バランス
  • 硬さ

です。

 

ちなみに、価格は気にしなくていいです。
カメラとか車とかの世界と違って、バドミントンのラケットの価格は数倍も差がついたりしないからです。

 

2000円や3000円の違いをケチって、これから何年間も使用するラケットの購入をためらう必要はない、ということです。

 

なので、「重さ」「バランス」「硬さ」の3点に絞って、ラケットを選んでいきましょう。

 

初心者は"ど真ん中"のラケットを買いなさい

初めてラケットを買う人、初心者でラケット持っているけど、本格的なラケットが欲しい人は、「DUORA7」か「ARCSAVER 2i」を買いましょう。↓

 

重さは3Uにするのがおすすめです。というより3Uにして下さい。

これらのラケットがおすすめな理由は、「とにかく標準的なラケット」だからです。
標準的な「重さ」「バランス」「硬さ」ということです。

 

バドミントンを始めたばかりの人は、まだプレースタイルやスイングの特徴が定まっていません。
この記事の後半でも解説していきますが、まずは標準的なラケットを使用して、そこから自分にあった"特徴的なラケット"に移っていくスタイルがおすすめです。

 

例えば、いきなり軽いラケットから入ってしまうと、もう他のラケットには行けなくなってしまいますよ。重すぎてもだめです。


まずは標準的なラケットを買いましょう。

 

買い替える場合は1つに焦点を絞って

ラケットを買い替えたい人は、「重さ」「バランス」「硬さ」のうち一つの要素だけ変えることをおすすめします。

 

2つの要素以上がいきなり変わってしまうと、まず体に適合しません。
使い始めたところで、「使いづらいな~」としか思わないでしょう。

 

おすすめなのは、「重さ」=1,2,3,4,5,6Uの数字は固定したまま、「バランス」か「硬さ」をずらしていく方法です。

  • 打力を上げていきたい人は、「バランス」をヘッドヘビーにしましょう。
  • スマッシュレシーブやドライブで素早く振りたい人は、「バランス」をヘッドライトにしましょう。
  • コンパクトに振りたい、もしくはコントロールを上げたい人は、「硬さ」を硬くしましょう。
  • 体全体を使ってラケットを振りたい人や、ひじの負担を減らしたい場合は「硬さ」を柔らかくしましょう。

このように、目的に応じてラケットの要素をずらしていきます。

 

インターネットで、「バドミントン ラケット 表」で検索してもらえれば、自分が使っているラケットや、その周辺のラケットがわかるのでおすすめですよ。

 

一番失敗しないは、同じシリーズでひとつとなりのラケットを選ぶことです。
例えば、「NANOFLARE 700」→「NANOFLARE 800」のように。

 

バドミントン【スマッシュ】のコツまとめ

どうも!ポンタ先生です。
 
今回は、バドミントンのスマッシュのコツをすべてお話します!
 
ポン太先生のバドミントン人生で、学んできたことを詰め込みました。
スマッシュだけでも20記事以上あります。
※まるで教科書。。
 
時間を見つけて、ぜんぶ読んでみてくださいね。
では、さっそく本題に入っていきましょう。
 

スマッシュの速度は、下に挙げた3つの要因で決まります。

  1. ラケットのヘッドスピード
  2. ラケットの重さ
  3. ラケットを押す力

この3つのポイントについては、この記事で紹介しています。↓

スマッシュを速くする3つの重要ポイント

 

そして、

3つのポイントについて詳しく知りたい人はこちら。↓ 

 

1.ラケットのヘッドスピードを上げる方法

 

2.ラケットの重さについて

 

3.ラケットを押す力を上げる方法

 

以上のコツをすべてマスターすれば、すぐにスマッシュが速くなります。

 

 

【補足1】筋力アップの方法

根本的なところから取り組みたいという人は、

筋力をアップする必要があります。

 

「時間はかかってでもやってやるぜ!」

という本気度の高い人は読んでみてください。↓

 

【補足2】よくある勘違い

また、下の記事によくある勘違いをまとめました。

覚えておいた方がいいことなので、確認してみてください。

  

以上、スマッシュのコツまとめでした。
 
 
 

ラケットはどれくらいの硬さを選ぶべきか

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どうも!ポンタ先生です。
 
今回は、ラケットの硬さについてお話していきます。
 
あなたが使用しているラケットの硬さって、どれくらいですか?
そもそもラケットを買うときに硬さを意識しましたか?
 
この記事で、
ラケットの硬さについて正しい知識を身につけていきましょう。
 
ラケットを選ぶときに重要となるポイントは3つあります。↓
・重さ
・バランス
硬さ
 
ラケットの重さとバランスについては、↓この記事↓でも解説しているので見てみてくださいね!

 
この記事では、
ラケットの硬さについてお話していきます。
 
 

硬いラケットのメリット

硬いラケットを使うメリットは次のとおりです。
  • 強い力を加えても、ラケットがしっかり応えてくれる。
  • ラケットのしなりの反発スピードが速い
 
インパクトの瞬間、
ラケットにはかなりのエネルギーがかかります。
 
そのときラケットがフニャフニャだったらどうなると思いますか?
シャトルにエネルギーがぜんぜん伝わりませんよね。
 
硬いラケットは、
そういった強い力に耐えてシャトルにエネルギーを伝えてくれる特徴があります。
 
また、
硬いラケットはしなりの量は大きくありませんが、
しなりの反発スピードはとても速いです。
 
この反発力を活かして、
さらに速いスマッシュを打てる可能性があります。
 
 

硬いラケットのデメリット

一方で、
硬いラケットのデメリットは次のとおりです。
  • ラケットをしならせるためには、かなりの力が必要
  • ラケットがしならなければ、ラケットのしなりの反発力は使えない
 
硬いラケットの最大のデメリットは、
そもそもラケットしならせることが出来るかどうかにかかっています。
 
ラケットが硬ければ硬いほど、
ラケットをしならせるためには、かなりのスイングスピードが必要となります。
 
速いスイングスピードでラケットが振れなければ、ラケットのしなりを有効活用することはできないということ。
 
 

硬いラケットのほうがスマッシュが速くなるのか?

では、
硬ければ硬いほどスマッシュは速くなるでしょうか?
 
これまでに述べてきたとおり、
硬いラケットを使用するなら、それを活かすスイングスピードがなければなりません。
 
よって、
スイングスピードが遅い人は、より柔らかいラケットを使用するべきです。
 
柔らかいラケットを使用すると、
・遅めのスイングスピードでもラケットがしなる
・しなった反発力を利用してショットを加速できる
という効果が期待できます。
 
なので、
このあたりの特徴を意識しながら、いろんなラケットを使ってみると、違いに気づけると思いますよ!
 
しかし!!!
し・か・し・ですよ。
 
このサイトに来るような人には、
ぜひぜひ一番硬い部類のラケットを使用して欲しい。
 
速いスマッシュを打つためには、
硬いラケットの使用が必須条件になるからです。
 
YONEXだったら、
同じシリーズでも数字の大きいラケットが硬いラケットになります。
もしくは、「上級者向け」と書かれているラケットは硬いです。
 
ポンタ先生は、
あなたにそういうラケットを使用してほしいと思っています。
 
さぁ!
硬いラケットを使いこなせるように練習に励みましょう!
 
はい!今回はここまで。
 
ではまた!

ラケットの重さによってスマッシュは速くなるのか?

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どうも!管理人のポンタ先生です。
 
今回は、ラケットの選び方についてお話していきますね!
 
ラケットを選ぶときに特に重要となるのは、
ラケットの重さです。
 
ここでいうラケットの重さとは、
重量バランスのことです。
 
まずは、それぞれの言葉の意味から見ていきましょう。

 

ラケットの重量とは

ラケットの重量とは、
言葉のとおりラケットのグラム数のことです。
 
一般的には80g〜90gです。
同じラケットでも重量の軽いモデルと重いモデルが存在します。
 
ラケットが重ければ重いほど、
打ちごたえのある打感となります。
 
 

ラケットのバランスとは

ラケットのバランスとは、
ラケットのどの部分に重心があるかということです。
 
わかりやすく言いかえると、
ラケットの先端がどれくらい重いのか
ということになります。
 
先端が重い(=ヘッドヘビー)のラケットを使用すると、
振るときにたくさんのエネルギーが必要となります。
 
逆に、先端が軽い(=ヘッドライト)のラケットを使用すると、
ラケットを一瞬で加速させやすくなります。
 
 

ラケットの重さとは

これまでにお伝えしたように、
ラケットの重さには重量とバランスというふたつの側面があります
 
「このラケット重いね〜」
と言った場合、それは次の2つの意味があるということです。
・ラケット自体が重い
・ラケットヘッドが重い
 
ラケットを選ぶときに重さを考えるなら、
ラケットの重量とバランスの両方をセットで考える必要があります
 

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ラケットが重いとどうなるのか

ラケットが重いと、
次のようなメリット・デメリットがあります。
 
メリット
・インパクト時にスイングスピードの減速が少ない。
・同じ速度なら、軽いラケットよりもシャトルに伝えるエネルギーが大きい。
 
デメリット
・ラケットを加速させるために大きなエネルギーが必要となる
・よってドライブやレシーブなどで、一瞬でラケットを加速させる必要がある場合に不利。
 
このように重いラケットは、
ひとたび振ってしまえば、ラケットがかなりエネルギーを蓄えることができます。
 
なので、
しっかり振ることさえできれば、
重いラケットの方がスマッシュは速くなります。
 
ただし、
重いラケットを振るためには大きなエネルギーが必要となります。
人によっては、ラケットのヘッドスピードをあまり上げることができません。
 
すると、
逆にスマッシュの威力は落ちてしまうんです。
 
 

まとめ

ラケットが重いと、
・ちゃんと振れればスマッシュの威力はでかい
・力がないとスイングスピードが上がらず、スマッシュは遅くなる。
という特徴があります。
 
逆に、
ラケットが軽いと、
・スイングスピードをかなり速くできる
・ちゃんと振っているのに打感が軽く、スマッシュの威力が上がらない
という特徴があります。
 
大事なポイントは、
ラケットはあなたにとって重すぎても軽すぎてもダメ
ということです。
 
スマッシュを速くしたいなら、
あなたにとってちょうどいい重さのラケットを使用する必要があります
 
ちょうどいいラケットとは、
・ラケットのスイングスピードもそこそこ出せる
・インパクト時に打感が軽すぎない
というラケットです。
 
そして重さを考えるためには、
重量とバランスの2つに分けて考えることが重要ポイントです。
 
市販のラケットは、申し出れば試打をさせてもらえます。
また、友人のラケットを少し借りて打ってみるといいですよ。
 
 

余談:ポン太先生のラケット使用歴

ポン太先生は、
バドミントンを始めて6年くらいは、標準的な重量とバランスのラケットを使用していました。
※カーボネックス23(YONEX)と、カーボネックス35(YONEX)というラケットを使っていました。
 
そこからスマッシュ力が上がってきたころに、
ラケットの重量を少し上げました。
※アークセイバー10(YONEX)というラケットです。
 
アークセイバー10から、
  • 同じ重量でヘッドヘビー
  • 同じ重量でヘッドライト
というように、他のラケットに浮気したことがあります。
 
しかし、
いずれもスマッシュの速度は落ちてしまいました。
 
なのでしばらくは、
アークセイバー10を8年ほど使用していました。
 
そして数年前のことですが、ポン太先生に劇的な出会いが訪れました。
たまたま友達に貸してもらった、
ボルトリックZフォースⅡ(YONEX)というラケットです。
 
これは、ヘッドヘビーのラケットです。
 
ですが、
ヘッドヘビーのラケットと思わぬ振り抜きでした。
なぜならラケットの重量が4Uだったからです。
 
ドライブやレシーブもコンパクトに振れて、威力も高い。
そして、スマッシュもアークセイバー10よりも速い。
そんなラケットに出会いました。
 
ポン太先生にとっては、
標準的な重量とバランスのラケットよりも、
軽めのラケット×ヘッドヘビーが向いていました。
 
あなたもいろいろなラケットを試してみて、
最適な重量とバランスを見つけてみてくださいね。
 
はい!今回はここまで。
 
ではまた!

グリップを太くするとスマッシュが速くなるワケ

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高橋礼華選手(リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダリスト)のグリップ

引用元:バドスピ

 
どうも!管理人のポンタ先生です。
 
今回は、グリップの太さについて解説していきますよ!
 
あなたはどれくらいの太さのグリップを使っていますか?
 
スマッシュを速くするためには、なるべく太いグリップにすればいいと思っていませんか。
それは半分正しいですが、実は半分間違っています!
 
今日はグリップの太さについて、正しい知識を身につけていきましょう。
 

グリップを太くするデメリット

ちまたでは、
太いグリップにした方が速いスマッシュが打てると言われています。
 
間違ってはいないのですが、
やみくもに太くするのは良くないとポン太先生は思います。
 
なぜなら、
グリップを太くすると、細かい動作ができなくなるからです。
 
例えばレシーブのとき、
グリップが太いと、フォアとバックの持ち替えが難しくなります。
※すべてバックハンドで返球していいのは限られた人だけです。一般人はフォアを活用した方が間違いなく強いです。
 
他にも、
ネット前で細かくショットを打ち分けるときにも、太いグリップはじゃまになってきます。
 
とはいえ、
スマッシュは速くしたい。
そのためにグリップを太くしたい。
しかし、太くするとデメリットがある。
どーすればいーの!
 

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ってな感じになりますよね。笑
 
そんなあなたに、
とっておきの知恵を教えます。
 
 

なぜグリップを太くするとスマッシュが速くなるのか 

そもそもなぜ、
グリップを太くするとスマッシュが速くなるのか。
 
それはずばり、
手にフィットするからです。
 
グリップが手にフィットすると、
インパクトの瞬間に、グリップの無駄なスペースがなくなります。
 
すると、
シャトルに無駄なくエネルギーを伝えることができるようになります。
だからスマッシュが速くなります。
 
グリップに隙間があると、
インパクトのときラケットがわずかですが押されてしまうんですね。
それがエネルギーロスとなってしまうんです。 
 
 

プニプニ感を作るのがポイント

ここで、考え方を変えてみましょう。
 
フィット感が大事なら、
そこまで太くなくていいんじゃないか
みたいに。
 
太くなくてもフィット感を出すためには、どうすればいいでしょうか。
 
それは、
次のいずれかで解決します。
 
・タオルグリップを使用する
・ベースのグリップを外してアンダーラップを巻く
 
プロ選手はほぼすべての人が、
この2つのうちのどちらかの方法をとっています。
 
あなたがもし、
これらのいずれの方法をとっていなければ、強くなるチャンスですよ!
 
 

タオルグリップを使用する効果

タオルグリップはご存知の通り、こういうものです。↓
タオルグリップは汗をよく吸うからという理由で使用する人が多いです。
 
しかし、
タオルグリップの最大の効果は、
グリップにフワフワ感をもたらすということです。
 
その証拠に、
ほとんどの人はタオルグリップがガビガビになったら巻きかえます。
 
汗の吸収力は落ちてないはずなのに、なぜ巻きかえるのでしょうか。
それは、
みんな無意識にグリップのフワフワ感を求めているからなんですね。
 
 

ベースのグリップを外してアンダーラップを巻く効果

ラケットを購入すると、最初からグリップが巻かれていますよね。
 
そのグリップを剥がすと、木が見えてきます。

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そこに、
このアンダーラップを巻きます。
そして、
その上からグリップを巻きます。
 
すると、
何もしないでグリップを巻いたときよりも、すごくプニプニ感が出ます。
 
このプニプニ感が、とっても重要なんです。
手にフィットするので、上でも述べたとおりスマッシュの威力が上がります。
 
 

まとめ

少々勇気はいりますが、
・タオルグリップを使用する
・ベースのグリップを外してアンダーラップを巻く
のどちらかやってみてくださいね!
 
ちなみにポン太先生は、
タオルグリップではなくてヨネックスのウェットスーパーグリップを使っています。
もちろんアンダーラップ巻きで。
 
このへんは好みですが、
ポン太先生は表面に加工がされている方がしっくりくるので、
これを使用しています。
はい!今回はここまで。
 
ではまた!

スマッシュに体重を乗せる筋肉の使い方

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どうも!管理人のポン太先生です。
 
今回は、体重を乗せる筋肉の使い方をお話ししていきます!
 
あなたは、
重いスマッシュ
という言葉を聞いたことがありますか?
 
ちまたでは、
重いスマッシュとはこのように言われています。
・体重が乗っているので減速しにくい
シャトルが重くてラケットが押されるので返球しにくい
 
これはどちらも間違っています!
詳しくは↓こちら↓で詳しく解説しているので、気になる人は読んでみてください。

  

重いスマッシュとは

重いスマッシュの定義は人によって違いますが、
ポン太先生はこう思います。
 
重いスマッシュとは、
返しづらいショットのこと。
 
もっとせまい意味でいうと、
体重が乗っているショットのことです。
 
体重が乗っていると、
見た目のスイングスピードよりも、打球は速く飛びます。
 
なので、
想像よりも速く球が飛んでくる
スマッシュが重い!
と感じるんです。
 
 

体重を乗せるとスイングスピード以上にショットは速くなる

プロの男子ダブルスで、
ドライブを打ち合っているシーンを思い浮かべてみてください。
 
コンパクトなスイングでも、
ものすごいスピードで打ち合いますよね。
 
しかもそんなにラケットを振っているようには見えないのに、シャトルのスピードは速いですよね。
 
なぜなら、
スイングスピードで打つというより、体重を乗せて打っているからなんです。
 
 

体重を乗せるとは

では、体重を乗せるとはどういうことかお話ししましょう。
 
体重を乗せるとは、
シャトルからの反発力に押し負けないように、ラケットを押し込む
ということです。
 
いま、あなたが時速150kmでラケットをスイングしたとしましょう。

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ラケットに体重が乗っているときと、
乗っていないときの違いはこのようになります。
 

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ラケットに体重が乗っていないとき(左)、
ラケットが減速するため、シャトルの威力は弱くなります。
 
一方で、
ラケットに体重が乗っていると(右)、
ラケットはシャトルに打ち負けにくくなります。
 
そして、減速が抑えられるため、
シャトルの威力は大きくなります。
 
ラケットでシャトルを打つとき、ガットが伸びます。
 
その伸びを最大限に活かすためには、
ラケットをいかに減速させないか
これがとても重要なんです。
 
 

どうすれば体重の乗ったショットが打てるのか

では、どうすればシャトルにぐっと体重が乗ると思いますか?
 
ひとつは、↓この記事↓でもお伝えしたように、ラケットを握りこむということです。

 
ただ、他にも体重を乗せるためにやってほしいことがあります。
 
それは、インパクトの瞬間に「腹筋、胸筋、二の腕」の3点に、力を込めることです。
 
ちょうど下の写真の左から3番目の瞬間です。
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見た目にはわかりませんが、この選手は赤い部分に一気に力を入れています。
 
インパクトの瞬間に「腹筋、胸筋、二の腕」を一気に収縮させると、とても速いスマッシュが打てます。
 
プロ選手ともなると、このように瞬間的に筋肉を収縮させる力が半端ないです。
筋肉のトレーニングも大事ですが、どちらかというとイメージトレーニングの方が大事だと、ポンタ先生は思います。
 
この、
一気に力を入れる
という動作はコツがいります。
 
なので、
筋トレをするよりまずはイメージをつかめるように練習しましょう。
 
まずは、素振りをしてイメージをつかみましょう。
ラケットのシャトルを打つ瞬間に、力をギュッと込める練習です。
 
慣れてきたら今度はスマッシュを実際に打ちます。
「腹筋、胸筋、二の腕」を意識して、シャトルに体重を乗せるイメージを身につけていきましょう。
 
筋トレは、そのイメージをつけたあとにやると効果的ですよ。
 
ちなみに、
ポン太先生はむやみに筋トレはしないほうがいいと思います。
 
ちゃんとした知識を持たずに筋トレをしても意味がないからです。
意味が無いどころか、使えない筋力をつけて体が重くなるので、むしろ逆効果。
 
どんな筋トレだったら効果があるのかは、
↓この記事↓で解説しているので、読んでみてくださいね。

 
はい!今回はここまで。
 
ではまた!

ガットのテンションを見直せばスマッシュは速くなる

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どうも!管理人のポン太先生です。
 
今回は、ガットの適正テンションの決め方についてお話ししていきます!
 
あなたも、スマッシュを速くしたいですよね。
そのために、
ガットの影響力はかなり大きいです。
 
ガットのテンションしだいで、ぜんぜんショットの威力が変わってきます。
はたして、
あなたは何ポンドにすればいいのか、考えていきたいと思います。
  

適正テンションは人によってちがう

プロの男子プレーヤーのなかには35ポンド以上で張っている人もいます。
驚異的なテンションですよね。
 
でも、
一般人が高すぎるテンションでガットを張っても、スマッシュは速くなりません。
 
プロの男子プレーヤーに憧れて、適正テンションよりも高く張りたい気持ちはわかります。
しかし、そうすると逆にスマッシュは遅くなってしまいます。
 
なぜなら、
適正テンションよりも高いと、ガットにシャトルが食い込みにくくなるからです。
 
 

ガットの原理

ここで、
ガットの原理を理解しておきましょう。
 
あなたの適正テンションをイメージするために、とっても重要な知識となります。
 
さて、
ガットの仕事とはなんでしょうか。
 
それは、
ラケットのスイングスピード以上にシャトルを加速させることです。
 
スマッシュを打つ瞬間、
シャトルはガットに食い込みます。

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そして、食い込んだ状態のまま、ラケットが進むことで、さらに食い込みます。
※だいぶ強調して書きますね

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そして、ガットが戻り始めます。
 
このときにも、
ラケットが速く進み続ければ、スマッシュの威力はぐんぐん上がります。
 

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最後の絵をみてわかるとおり、シャトルの初速は、
ラケットヘッドスピード+ガットの反発スピード
です。
 
この2つのスピードの合計をいかに最大化するかが、速いスマッシュを打つキモとなります。
 
言いかえれば、
  • ラケットヘッドスピードの減速をへらす
  • ガットの反発スピードを上げる
の2つが最重要ポイントです。
 
 

高いテンションの場合

さて、
ガットの原理は理解できましたね。
 
それでは、
高いテンションのガットの場合、打力のある人とない人でどうなるのかを説明します。
さっきの絵を思い出しながら読んで下さい。
 
非力な人が高いテンションのガットで打つ場合、
  • ガットがあまり食い込まない
  • ラケットが打ち負けて減速する
という理由から、シャトルの初速は遅くなります。
力がない人は、ガットのテンションが高いとぜんぜんエネルギーが伝わりません。
 
一方、打力がある人の場合だと、
  • ガットが食い込む
  • ラケットが打ち負けない
という理由から、とても威力のあるスマッシュが打てます。
 
打力のある人はガットの食い込みにより、ガットの反発力を最大限に活かすことができます。
また、ラケットの減速も少ないため、土台となるラケットのヘッドスピードも速いです。
 
 

ガットが低いテンションの場合

低いテンションのガットの場合はどうでしょうか。
 
まず、力のない人が低いテンションのガットを使用する場合、
  • ガットがよく食い込む
  • 反発力は弱めなのでそこまでラケットが減速せず押し続けられる
という理由から、非力でもそこそこ打てます。
 
一方で、打力のある人の場合だと、
  • ガットがとても食い込む
  • ラケットはぜんぜん減速しない
  • しかしガットの反発力がそもそも弱い
となります。
ガットの反発スピードが遅いので、スマッシュはそこまで速くなりません。
 
このように、
低いテンションだと、非力でもガットを活かしてそこそこのショットが打てます。
一方で、打力のある人にはもったいないです。
 
 

最適なテンションの見つけ方

以上のように、
ガットのテンションはあなたにとって高すぎても低すぎてもいけません。
 
あなたの打力に合ったテンションを見つけることで、最強のパフォーマンスを出せます。
 
では、最適なテンションをどうやって見つければよいでしょうか。
 
ポイントは2つあります。
  • 毎回ガットを張るときに1ポンド変える
  • 同じラケットに違うテンションで張り上げて比べる
どちらもお金がかかります。
しかし、
こればかりは強くなるための必要経費としてなんとか頑張って欲しいです!
 
ガットは半年切れないようなら、切って次のテンションを試してもいいかと思います。
そのときに、ポンド数を上げたり下げたりしてください。
 
また、ラケットを2本持って比較することも大事です。
 
このように試行錯誤していけば、
最も速いスマッシュを打てるテンションを見つけることができますよ。
 
ちなみにポン太先生は、試行錯誤の結果28ポンドに落ち着きました。
これ以上高くても低くても、スマッシュが遅くなってしまいます。
 
ポン太先生はまだ30歳ですが、歳をとっていったら、徐々に下げていこうかと思っています。
 
あなたもそんな感じで、
適正テンションにこだわってみてくださいね!
 
はい!今回はここまで。
 
ではまた!