バドミントンラケットの選び方(初心者~中級者向け)
結論から言うと、
バドミントンラケットを初めて買う人は、
→標準的なラケットを買うといいです。↓
すでにラケットを持っていて、買い替えたい人は、
→変更点を1つに絞って慎重に次のラケットを選びましょう。
という話をしていきます。
ランキング1位なんてない
突然ですが、買いたいものがあって比較する場合、例えばスマホなら「価格」とか「カメラ性能」とか「画面の大きさ」とか、いくつかの要素がありますよね。
それと同じで、バドミントンラケットもいくつかの要素から成り立っています。
その要素とは、
- 重さ
- バランス
- 硬さ
です。
ちなみに、価格は気にしなくていいです。
カメラとか車とかの世界と違って、バドミントンのラケットの価格は数倍も差がついたりしないからです。
2000円や3000円の違いをケチって、これから何年間も使用するラケットの購入をためらう必要はない、ということです。
なので、「重さ」「バランス」「硬さ」の3点に絞って、ラケットを選んでいきましょう。
初心者は"ど真ん中"のラケットを買いなさい
初めてラケットを買う人、初心者でラケット持っているけど、本格的なラケットが欲しい人は、「DUORA7」か「ARCSAVER 2i」を買いましょう。↓
重さは3Uにするのがおすすめです。というより3Uにして下さい。
これらのラケットがおすすめな理由は、「とにかく標準的なラケット」だからです。
標準的な「重さ」「バランス」「硬さ」ということです。
バドミントンを始めたばかりの人は、まだプレースタイルやスイングの特徴が定まっていません。
この記事の後半でも解説していきますが、まずは標準的なラケットを使用して、そこから自分にあった"特徴的なラケット"に移っていくスタイルがおすすめです。
例えば、いきなり軽いラケットから入ってしまうと、もう他のラケットには行けなくなってしまいますよ。重すぎてもだめです。
まずは標準的なラケットを買いましょう。
買い替える場合は1つに焦点を絞って
ラケットを買い替えたい人は、「重さ」「バランス」「硬さ」のうち一つの要素だけ変えることをおすすめします。
2つの要素以上がいきなり変わってしまうと、まず体に適合しません。
使い始めたところで、「使いづらいな~」としか思わないでしょう。
おすすめなのは、「重さ」=1,2,3,4,5,6Uの数字は固定したまま、「バランス」か「硬さ」をずらしていく方法です。
- 打力を上げていきたい人は、「バランス」をヘッドヘビーにしましょう。
- スマッシュレシーブやドライブで素早く振りたい人は、「バランス」をヘッドライトにしましょう。
- コンパクトに振りたい、もしくはコントロールを上げたい人は、「硬さ」を硬くしましょう。
- 体全体を使ってラケットを振りたい人や、ひじの負担を減らしたい場合は「硬さ」を柔らかくしましょう。
このように、目的に応じてラケットの要素をずらしていきます。
インターネットで、「バドミントン ラケット 表」で検索してもらえれば、自分が使っているラケットや、その周辺のラケットがわかるのでおすすめですよ。
一番失敗しないは、同じシリーズでひとつとなりのラケットを選ぶことです。
例えば、「NANOFLARE 700」→「NANOFLARE 800」のように。
バドミントン【スマッシュ】のコツまとめ
スマッシュの速度は、下に挙げた3つの要因で決まります。
- ラケットのヘッドスピード
- ラケットの重さ
- ラケットを押す力
この3つのポイントについては、この記事で紹介しています。↓
そして、
3つのポイントについて詳しく知りたい人はこちら。↓
1.ラケットのヘッドスピードを上げる方法
- スマッシュの打ち方は2つのポイントを意識するだけ
- テイクバックの最適な肘の高さとは
- テイクバックの正しいとりかた
- うまい人のスマッシュのフォームは?スイング時の腕の角度について
- 手首をうまく使うだけでスマッシュはさらに加速する
- ”並進運動”と”回転運動”でスマッシュは爆発する
2.ラケットの重さについて
3.ラケットを押す力を上げる方法
- インパクトのときにラケットを押し込む理由
- 打点を少し変えるだけでスマッシュは速くなる
- 足の入れ替えを上手くするだけでスマッシュはもっと速くなる
- 左手の使い方を覚えるだけでスマッシュはもっと速くなる
- ガットのテンションを見直せばスマッシュは速くなる
- スマッシュに体重を乗せる筋肉の使い方
- グリップを太くするとスマッシュが速くなるワケ
- ラケットはどれくらいの硬さを選ぶべきか
以上のコツをすべてマスターすれば、すぐにスマッシュが速くなります。
【補足1】筋力アップの方法
根本的なところから取り組みたいという人は、
筋力をアップする必要があります。
「時間はかかってでもやってやるぜ!」
という本気度の高い人は読んでみてください。↓
【補足2】よくある勘違い
また、下の記事によくある勘違いをまとめました。
覚えておいた方がいいことなので、確認してみてください。
ラケットはどれくらいの硬さを選ぶべきか
硬いラケットのメリット
- 強い力を加えても、ラケットがしっかり応えてくれる。
- ラケットのしなりの反発スピードが速い
硬いラケットのデメリット
- ラケットをしならせるためには、かなりの力が必要
- ラケットがしならなければ、ラケットのしなりの反発力は使えない
硬いラケットのほうがスマッシュが速くなるのか?
ラケットの重さによってスマッシュは速くなるのか?
ラケットの重量とは
ラケットのバランスとは
ラケットの重さとは
ラケットが重いとどうなるのか
まとめ
余談:ポン太先生のラケット使用歴
- 同じ重量でヘッドヘビー
- 同じ重量でヘッドライト
グリップを太くするとスマッシュが速くなるワケ
高橋礼華選手(リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダリスト)のグリップ
引用元:バドスピ
グリップを太くするデメリット
なぜグリップを太くするとスマッシュが速くなるのか
プニプニ感を作るのがポイント
タオルグリップを使用する効果
ベースのグリップを外してアンダーラップを巻く効果
まとめ
スマッシュに体重を乗せる筋肉の使い方
重いスマッシュとは
体重を乗せるとスイングスピード以上にショットは速くなる
体重を乗せるとは
どうすれば体重の乗ったショットが打てるのか
ガットのテンションを見直せばスマッシュは速くなる
適正テンションは人によってちがう
ガットの原理
- ラケットヘッドスピードの減速をへらす
- ガットの反発スピードを上げる
高いテンションの場合
- ガットがあまり食い込まない
- ラケットが打ち負けて減速する
- ガットが食い込む
- ラケットが打ち負けない
ガットが低いテンションの場合
- ガットがよく食い込む
- 反発力は弱めなのでそこまでラケットが減速せず押し続けられる
- ガットがとても食い込む
- ラケットはぜんぜん減速しない
- しかしガットの反発力がそもそも弱い
最適なテンションの見つけ方
- 毎回ガットを張るときに1ポンド変える
- 同じラケットに違うテンションで張り上げて比べる