ガットのテンションを見直せばスマッシュは速くなる

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どうも!管理人のポン太先生です。
 
今回は、ガットの適正テンションの決め方についてお話ししていきます!
 
あなたも、スマッシュを速くしたいですよね。
そのために、
ガットの影響力はかなり大きいです。
 
ガットのテンションしだいで、ぜんぜんショットの威力が変わってきます。
はたして、
あなたは何ポンドにすればいいのか、考えていきたいと思います。
  

適正テンションは人によってちがう

プロの男子プレーヤーのなかには35ポンド以上で張っている人もいます。
驚異的なテンションですよね。
 
でも、
一般人が高すぎるテンションでガットを張っても、スマッシュは速くなりません。
 
プロの男子プレーヤーに憧れて、適正テンションよりも高く張りたい気持ちはわかります。
しかし、そうすると逆にスマッシュは遅くなってしまいます。
 
なぜなら、
適正テンションよりも高いと、ガットにシャトルが食い込みにくくなるからです。
 
 

ガットの原理

ここで、
ガットの原理を理解しておきましょう。
 
あなたの適正テンションをイメージするために、とっても重要な知識となります。
 
さて、
ガットの仕事とはなんでしょうか。
 
それは、
ラケットのスイングスピード以上にシャトルを加速させることです。
 
スマッシュを打つ瞬間、
シャトルはガットに食い込みます。

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そして、食い込んだ状態のまま、ラケットが進むことで、さらに食い込みます。
※だいぶ強調して書きますね

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そして、ガットが戻り始めます。
 
このときにも、
ラケットが速く進み続ければ、スマッシュの威力はぐんぐん上がります。
 

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最後の絵をみてわかるとおり、シャトルの初速は、
ラケットヘッドスピード+ガットの反発スピード
です。
 
この2つのスピードの合計をいかに最大化するかが、速いスマッシュを打つキモとなります。
 
言いかえれば、
  • ラケットヘッドスピードの減速をへらす
  • ガットの反発スピードを上げる
の2つが最重要ポイントです。
 
 

高いテンションの場合

さて、
ガットの原理は理解できましたね。
 
それでは、
高いテンションのガットの場合、打力のある人とない人でどうなるのかを説明します。
さっきの絵を思い出しながら読んで下さい。
 
非力な人が高いテンションのガットで打つ場合、
  • ガットがあまり食い込まない
  • ラケットが打ち負けて減速する
という理由から、シャトルの初速は遅くなります。
力がない人は、ガットのテンションが高いとぜんぜんエネルギーが伝わりません。
 
一方、打力がある人の場合だと、
  • ガットが食い込む
  • ラケットが打ち負けない
という理由から、とても威力のあるスマッシュが打てます。
 
打力のある人はガットの食い込みにより、ガットの反発力を最大限に活かすことができます。
また、ラケットの減速も少ないため、土台となるラケットのヘッドスピードも速いです。
 
 

ガットが低いテンションの場合

低いテンションのガットの場合はどうでしょうか。
 
まず、力のない人が低いテンションのガットを使用する場合、
  • ガットがよく食い込む
  • 反発力は弱めなのでそこまでラケットが減速せず押し続けられる
という理由から、非力でもそこそこ打てます。
 
一方で、打力のある人の場合だと、
  • ガットがとても食い込む
  • ラケットはぜんぜん減速しない
  • しかしガットの反発力がそもそも弱い
となります。
ガットの反発スピードが遅いので、スマッシュはそこまで速くなりません。
 
このように、
低いテンションだと、非力でもガットを活かしてそこそこのショットが打てます。
一方で、打力のある人にはもったいないです。
 
 

最適なテンションの見つけ方

以上のように、
ガットのテンションはあなたにとって高すぎても低すぎてもいけません。
 
あなたの打力に合ったテンションを見つけることで、最強のパフォーマンスを出せます。
 
では、最適なテンションをどうやって見つければよいでしょうか。
 
ポイントは2つあります。
  • 毎回ガットを張るときに1ポンド変える
  • 同じラケットに違うテンションで張り上げて比べる
どちらもお金がかかります。
しかし、
こればかりは強くなるための必要経費としてなんとか頑張って欲しいです!
 
ガットは半年切れないようなら、切って次のテンションを試してもいいかと思います。
そのときに、ポンド数を上げたり下げたりしてください。
 
また、ラケットを2本持って比較することも大事です。
 
このように試行錯誤していけば、
最も速いスマッシュを打てるテンションを見つけることができますよ。
 
ちなみにポン太先生は、試行錯誤の結果28ポンドに落ち着きました。
これ以上高くても低くても、スマッシュが遅くなってしまいます。
 
ポン太先生はまだ30歳ですが、歳をとっていったら、徐々に下げていこうかと思っています。
 
あなたもそんな感じで、
適正テンションにこだわってみてくださいね!
 
はい!今回はここまで。
 
ではまた!