2本目のラケットを選ぶときの3つのポイント【YONEX限定】
2本目のラケットがほしい人「2本目のラケットを買いたい。でも、どういうのを買ったらいいのか迷ってます。。」
この疑問に答えます。
バドミントンのラケットを買うとき、けっこう種類が多くてどれを買うべきか迷ってしまいますよね~。はじめてラケットを買うときは、わりとテキトーに選んだ人も中にはいるかもしれません。でも2本目となると話は別!
- 自分に適したラケットってなんだろう?
- もうちょっと◯◯なラケットが欲しいな。
- 2本目はちゃんと選びたい。
みたいな感じで、けっこう迷ってしまうかと思います。そこで、本記事では2本目のラケットの選び方について、まとめたいと思います。
僕はバドミントン歴20年で、僕自身なんどもラケット選びに悩んできました。その経験もふまえてお話しするので、ある程度参考にしてもらえるかと思います。
本記事の内容
- なぜ2本目のラケットはYONEXをすすめるのか
- 2本目も同じラケットを買うかどうかについて
- 2本目のラケットは"ずらす"のがポイント
- ハードヒッターにおすすめのラケット3選
- コントロール重視におすすめのラケット3選
- ちょっと独特なラケット3選
- まとめ
なぜ2本目のラケットはYONEXをすすめるのか
はじめにお断りしますが、僕はYONEXの社員ではありません。また、YONEXが大好きということでもありません。
そんな僕ですが、ちゃんと客観的に考えて、「バドミントンのラケットはYONEX一択」だと考えています。
※YONEXのラケットは絶対に買わないと決めている人は、ここでご退場ください。おつかれさまでした。
1本目のラケットだろうが、2本目のラケットだろうが、YONEXのラケットを買うべきです。なぜなら、今後新しいラケットを検討するときに、比較しやすいからです。
たとえば、バドミントンラケットを5種類しか取り扱っていないメーカーがあったとします。モデル1~5のうち、あなたは「モデル2」のラケットを使ってたとします。次に買いたいラケットを検討するときに、いろんなサイトや、パンフレットを見ますよね?
すると、気づくんです。
「モデル1~5の違いはよくわかった。でも、他のメーカーのラケットと、自分が使ってるモデル2って、どう違うのかよくわからない。。」
これです。↑
バドミントンラケットのメーカーは、自社のラケットの比較について詳しく紹介しています。しかし、別々のメーカーのラケットの場合となると、比べるのが難しいんです!
これが、YONEXであれば、なんと41本(2019年9月時点)のラケットがあり、それらを簡単に比較することができるんです。
※引用:YONEX公式サイト「ラケットセレクター」より
これだけラインナップがあれば、あなたの目的にあったラケットを簡単に探し出すことができます。ラケットの出費はバカになりませんし、なによりもこれから長い時間を共にすることを考えると、やはり失敗はしたくないですよね?なので、こういった比較が簡単にできることは、とても重要なんです。
なので、よほどのことがない限り、バドミントンラケットはYONEXから選ぶようにしましょう。
バドミントンラケットは、YONEX一択です。
ちなみに、「プロのバドミントンプレーヤーで、ミズノとかウィルソンを使ってる人いるけど?」という疑問が浮かんでしまう人に向けて、処方箋をお渡ししたいです。
プロ選手は、メーカー担当者と何度も何度もやりとりをして、自分にとって最適なラケットを作ってもらっています。ラケットの味付けを変えてもらうことができるのです。定期的にメーカー担当者がラケットを10本くらいもってきて、「どれが好きですか~」みたいなことをやっているんです。
なので、ラケット商品のラインナップが多いか少ないかは、プロ選手にとっては関係のないことで、いくらでもカスタマイズが可能です。一方で、アマチュアの我々は、そんなカスタマイズなんてできませんので、黙って選択肢の多いところから選びましょう、っていう話です。
2本目も同じラケットを買うかどうかについて
ラケット選びは失敗したくないですよね?わかります。でも、あなたがもし2本目も同じラケットを買おうとしているなら、僕は全力で止めたい。
なぜなら、2本目なんて、まだラケットを確定するには早すぎるからです。
ラケットを変えると、確かに打ちづらかったり、ミスが増えたりするかもしれません。でも、もしかしたら「え!こんなに違うの!?」という感動を味わえる可能性だってあります。
特に2本目のラケットということであれば、1本目とは違うラケットを試した方がいいと僕は思います。
このへんは必要悪というか、ある程度いろんなラケットを使っていかないと、本当に自分にぴったりのラケットというのは見つかりません!これは断言できます。なので、2本目は必ず違うラケットを買うことをおすすめします。
2本目のラケットは、1本目と違うラケットを買おう
2本目のラケットは"ずらす"のがポイント
2本目のラケットは、1本目と違うラケットをおすすめします。という話をしてきました。じゃあ、どのように違うラケットを選ぶべきかというと、「重さ、バランス、硬さ」を"ずらす"のがポイントです。具体的にはざっくり以下の2つです。
あなたの方向性 | 2本目で"ずらす"ポイント |
---|---|
ハードヒッター |
・重いのにする ・ヘッドヘビーにする ・硬いのにする |
コントロール |
・軽いのにする ・ヘッドライトにする ・柔らかいのにする |
この表のように、あなたの方向性に合わせて、次のラケットの特徴を変えていきましょう。
2本目のラケットは「重さ、バランス、硬さ」をずらそう
ハードヒッターを目指す場合
あなたがもしハードヒッターを目指したいのであれば、次に買うラケットは
- 今よりも重いもの
- 今よりもヘッドヘビーのもの
- 今よりも硬いもの
のいずれかを変えてみましょう。たとえば、表にまとめるとこんな感じ。
今のラケット | 次のラケット① | 次のラケット② | 次のラケット③ | |
---|---|---|---|---|
重さ | 4U | 3U | 4U | 4U |
バランス | イーブン | イーブン | ヘッドヘビー | イーブン |
硬さ | 普通 | 普通 | 普通 | 硬め |
コントロールプレーヤーを目指す場合
あなたがもしコントロールプレーヤーを目指すなら、次に買うラケットは、
- 今よりも軽いもの
- 今よりもヘッドライトのもの
- 今よりも柔らかいもの
のいずれかを変えてみましょう。たとえば、表にまとめるとこんな感じ。
今のラケット | 次のラケット① | 次のラケット② | 次のラケット③ | |
---|---|---|---|---|
重さ | 3U | 4U | 3U | 3U |
バランス | イーブン | イーブン | ヘッドライト | イーブン |
硬さ | 普通 | 普通 | 普通 | 柔らかめ |
”ずらす”ポイントはひとつに絞る
表に書いて例示したように、2本目のラケットの「重さ・バランス・硬さ」については、どれかひとつに絞って"ずらす"のがポイントです。2つ以上の要素をいっぺんにずらすのもありですが、あまりおすすめしません。あまりにも違いすぎるラケットを使うと、あなたのからだに馴染んでくれないリスクがあります。失敗してほしくないので、できれば変える要素はひとつがいいですよ!
ハードヒッターにおすすめのラケット3選
1位:ボルトリック Z-フォースⅡ
引用:YONEX公式サイトより
重さ:4U(平均83g)がおすすめ
バランス:★★★★★(かなりヘッドヘビー)
硬さ:★★★★★(かなり硬い)
かなりヘッドヘビーのため、4Uでの利用がメインとなります。ラケット自体は軽いため、取り回しがしやすいものの、ヘッドヘビーのためとても打ちごたえがあります。ドライブやスマッシュの鋭さを追及するのであれば、この上ない打ち心地の一本です。シングルスもダブルスも両方いけます。※ちなみに僕は、これを使っています。
2位:アークセイバー11
引用:YONEX公式サイトより
重さ:3U(平均 88g)がおすすめ
バランス:★★★☆☆(ややヘッドヘビー)
硬さ:★★★☆☆(やや硬め)
重さ自体は、わりと普通のラケットで、硬さを追求したようなモデル。以前使っていたラケットがいたって普通のもので、これからハードヒッターとしてやっていきたい人におすすめです。ラケットの振り心地はそのままで、打感が少し硬くなり、打ちごたえが向上します。ラケットの重さは少しもっさりしているので、シングルス向けの一本です。
3位:ナノフレア800
引用:YONEX公式サイトより
重さ:3U(平均 88g)がおすすめ
バランス:★★☆☆☆(ややヘッドライト)
硬さ:★★★★★(かなり硬い)
ややヘッドライトで軽めのラケットになります。硬さはとても硬いので、きびきびとしたラケットコントロールをしながら、要所でハードヒットもするイメージの人向けです。ハードヒットしたいけど軽めのラケットが好きな方はこちらのラケットがおすすめです。シングルスもダブルスもいけます。
コントロール重視におすすめのラケット3選
1位:ナノフレア700
引用:YONEX公式サイトより
重さ:4U(平均83g)がおすすめ
バランス:★☆☆☆☆(かなりヘッドライト)
硬さ:★★☆☆☆(普通)
ラケットの硬さは普通のまま、とにかく軽くしたラケット。ラケットが軽くてコントロールをしやすいため、ダブルスプレーヤーでレシーブやロブなどの下からのショットで勝ちたい人におすすめです。最新モデルのため、空力抵抗の最適化がされていてパワーロスが少ないのも◎goodです。
2位:アストロクス66
引用:YONEX公式サイトより
重さ:4U(平均83g)がおすすめ
バランス:★★★☆☆(ややヘッドヘビー)
硬さ:★★☆☆☆(柔らかめ)
ややヘッドヘビーですが、ラケット自体の重さが軽めなので全体としては、やや軽めの印象のラケットです。柔らかめにできているので、キビキビ振るのではなく、ゆったりと大きめにコントロールしていきたい人におすすめです。力を抜いて、しっかりと狙っていくプレースタイルの人におすすめです
3位:ナノフレア800
引用:YONEX公式サイトより
重さ:3U(平均 88g)がおすすめ
バランス:★★☆☆☆(ややヘッドライト)
硬さ:★★★★★(かなり硬い)
ハードヒット向けにも紹介しましたが、コントロール向けにもおすすめの一本です。重さは3Uで普通ですが、ややヘッドライト気味なので、ラケットコントロールがしやすくなっています。ラケットが硬いため、フェイントをいれてからのハードヒット(アタックロブや、ドライブなど)の際にコントロールが効きます。ある程度ハードヒット性能も維持しつつ、ラケットの取り回しを向上したい人におすすめです。
ちょっと独特なラケット3選
1位:【KIZUNA】 ブラックマンバ BK-1
引用:KIZUNA公式サイトより
重さ:3U(平均 88g)
バランス:★★★★☆(ヘッドヘビー)
硬さ:★★★★☆(硬い)
以前、「KIZUNA」というメーカーのラケットをいろいろと試し打ちしたことがありますが、「KIZUNA」のラケットはかなりイイですよ!エネルギー効率が良いといいますか、自分が思っているよりも速くシャトルが飛んでいきます。「え、こんな軽くあててこんなに速く飛ぶの!?」という感動が味わえます。冒頭で説明した通り、YONEX以外に乗り換えるのは、それなりにリスクがあり、次回のラケット検討時に困る可能性があります。それでも、この「KIZUNA」のラケットの打感は人を魅了するものがあります。異次元の打感を味わいたい人におすすめです。
2位:ボルトリックFB
引用:YONEX公式サイトより
重さ:F(平均 73g)がおすすめ
バランス:★★★☆☆(ヘッドヘビー)
硬さ:★★★☆☆(硬い)
ヘッドヘビーかつ硬いので、ラケットの打ちごたえは結構あるものの、重さを極限まで軽くして異次元のコントロール感を追求したモデルです。
ダブルスでのレシーブやドライブで、強みを発揮したい人におすすめです。ラケットが軽すぎて感動すること間違いなしです。
3位:【Senston】 N80
重さ:5U (75-79g)
バランス:未知数
硬さ:未知数
3000円弱という驚異的な価格を実現している中国メーカーSenstonのN80です。YONEX製と比較してもそこまで遜色なく使えて、なおかつ軽くて振り抜きが気持ちいい、そんなラケットです。「コスパ最強なラケット」や、「ラケットは値段じゃねえ!」みたいな志向の方におすすめの一本です。Amazonのレビューはなかなか高評価みたいですよ!個人的にはネタとしてのラケットと思っていて、カラーはゴールドにしてギラギラさせちゃうのもアリ。
まとめ
2本目のラケットの選び方についていろいろ書いてきましたが、簡単にまとめると、
- ラケットはYONEXから選びましょう(比較しやすいから)
- 2本目は違うラケットを試そう
- 2本目は「重さ、バランス、硬さ」のどれかをずらそう
ということです。
僕はいま「ボルトリックZフォースⅡ」を使っていて、"とにかくドライブやスマッシュは速く打ちたいマン"をしています。
でも、そろそろヒジが痛くなってきたのと、30代→40代突入に向けたプレースタイル変更も見据えて、他のラケットも検討中です。本記事で紹介したラケットたちですが、実はすべて次に僕が買いそうなラケットを並べています。全部試したいところですが、そんな散財もできませんので慎重に検討しようと思います!
気持ち的には、たぶん新作の「ナノフレア800」がかなり有力。単純に、空力抵抗の改善がアツいです。
少し話がそれてしまいましたが、本記事の説明は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。